芝刈り機の種類
一口に「芝刈り機」と言っても様々な種類の製品が各メーカーより発売されています。
それらのバリエーションは主に、動力・刈り刃の方式・刈込幅、などの差異によるものです。
これらの製品はそれぞれにメリット・デメリットがあり、全ての環境下でベストと言えるものは残念ながら存在しません。
しかし貴方の芝生に関して、ベストな芝刈り機は確かに存在します。是非それを見つけ出して、貴方の芝生ライフを充実させましょう。
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一口に「芝刈り機」と言っても様々な種類の製品が各メーカーより発売されています。
それらのバリエーションは主に、動力・刈り刃の方式・刈込幅、などの差異によるものです。
これらの製品はそれぞれにメリット・デメリットがあり、全ての環境下でベストと言えるものは残念ながら存在しません。
しかし貴方の芝生に関して、ベストな芝刈り機は確かに存在します。是非それを見つけ出して、貴方の芝生ライフを充実させましょう。
芝刈り機を動力で分類すると、手動式・電動式・エンジン式の3つに分けられます。
ここからどれを選択するか?
基準になるのは芝生の広さと、芝刈りをする方の体力です。
〜5坪 | 〜30坪 | 〜100坪 | 100坪〜 |
---|---|---|---|
手動式 | 手動式 ・ 電動式 | 電動式 ・ エンジン式 | エンジン式 |
広さに関しては、このくらいが大まかな目安でしょうか。
そのうえで特に手動式か電動式か迷う事となる5〜30坪くらいの芝生に関しては、使う方の体力が最終的なポイントになります。
芝刈りの作業は思いのほか体力を消費します。頻度は季節によって変わりますが、夏場などは週に1回程度の作業が推奨されています。
故にこの作業をいかに疲労感のないものにするかは、重要なポイントです。
価格面で比較すると、それなりの品質を求める場合、手動式も電動式もそれほど価格帯は変わらなくなります。
むしろ高価格帯のバリエーションは手動式の方が豊富なくらいです。
音の問題も重要です。比較的音の静かな電動リール式の芝刈り機でも、騒音と言う程ではありませんが多少の作動音はあります。
昼間に使う分には閑静な住宅街でも全く問題のないレベルと個人的には思いますが、音の問題は周囲の環境に左右されるので、一概に言えないのが難しいところです。ご近所関係などでどうしても音が気になる場合は、手動式がおすすめになります。
芝刈り機の刈り刃には、ロータリー式とリール式という2種類が存在します。
ロータリー式は、水平に高速回転する円盤状の刃が芝をカットしていくタイプ。
リール式は、円筒状に並んだ刃が縦方向に回転し、巻きこんだ芝を固定刃とすり合わせることでカットしていくタイプ。
ロータリー式は『鉈』や『鎌』、リール式は『ハサミ』を思い浮かべればイメージしやすいです。
双方にメリット・デメリットがありますので、ご覧ください。
ロータリー式 | |
---|---|
メリット | デメリット |
長い芝も刈れる ある程度、雑草にも対応可能 壁や障害物の境目まで刈れる メンテナンスが楽 替え刃が安く、交換も楽 |
仕上がりはリール式に劣る 芝を痛めやすい 短く刈りづらい 作業音が多少うるさい |
リール式 | |
---|---|
メリット | デメリット |
仕上がりが美しい 芝を痛めない 短く刈れる 作業音が静か |
長い芝が刈れない 雑草が混じると、効率が落ちる 壁や障害物の境目が刈れない メンテナンスが面倒 替え刃が高く、交換もやや面倒 |
以上のように、仕上がりの美しさや芝の健康を考えればリール式がベストです。
ただし芝刈り機はメンテナンスを怠ると、次第に切れ味が残念な状態になります。作業後の清掃やラッピング(研磨)作業など、慣れればさほど時間もかかりませんが、そういった作業を出来るだけ少なくしたいという方は、ロータリー式も選択肢の一つになります。
また芝生に雑草がかなり混じっていて、それらの処理を芝刈り機で一緒にやってしまいたい場合なども、ロータリー式はおすすめです。
ただし、入り組んだ際(キワ)の部分や敷石の間など細かい部分は、リール式・ロータリー式ともに向きませんので、ハンディタイプの芝生バリカンや芝刈りバサミなどを用意されると便利です。
芝刈り機を一度通過させることで刈れる幅です。これの大きい製品は作業効率が高くなります。反面、小回りが利きづらく、重量も重くなり、保管もかさばります。
芝生の広さと共に、花壇や置き石など障害物がどの程度存在するかを考慮して選択してください。
芝を良く観察すると、上下で緑色と茶色の部分に分かれているのがお分かり頂けると思います。芝の成長点は、大まかにいえばその境界辺りです。
この成長点より下を刈ってしまうと、「軸刈り」という状態になります。軸刈りを受けた芝は一帯が茶色く枯れたようになり、芝の健康にも結構なダメージとなります。このような状態を避けるため、芝を刈る際には芝の高さの3分の2以上を残してやるのが基本とされます。
つまり刈って良いのは芝の上部3分の1程度という事です。(それ以上に短く刈りたい場合は、ある程度の期間をかけて複数回の作業が必要になります。)
しかし芝刈り機にはそれぞれ、刈り込める高さに限界があります。
仮に50ミリまで伸びてしまった芝を、刈込高20ミリまでの芝刈り機で刈ってしまえば、最大高で刈っても軸刈りの危険性が高くなります。
芝刈り機を選ぶ際にはご自身の芝の高さがどの程度か、またどのくらいの長さで芝生を作りたいのかを思い浮かべたうえで、各製品の刈込可能な高さにも注目して選択してください。